4畳程度の部屋、演技のシーンのコピー、いくつかの映画DVD、ミュージカル曲の入った楽譜ファイル、小説や戯曲、ジム用バッグ、今時もう使わなくなったヘッドショット・レジュメ、過去のオーディションのコピー、演技ノート、$1のクッキー箱…
そんな物が散乱する空間を見て、あー自分は役者として人生を送っているんだなと思ってふと笑ってしまった。
幸せ笑いなのか苦笑いなのか自虐笑いか…
未だ未来は見えず。
だからこそ幸せなのか苦しいのか、それも分からず。
同じ日の繰り返しなど一日もなく、それでもひたすら同じことに向かってまっすぐ進むという、
貫徹なのか矛盾なのかも分からない道を生きている。