10/11/2012

英語①

今後、英語についても気づいたり、思ったことがあれば、書いていこうと思います。
自分へのメモ的要素が強くなります。

ロスに来て5ヶ月。
もともと日本にいる時から英語は喋れた。だからこっち来てからも生活する上で、英語で困るということはない。
さらには、英語だらけの生活環境にあるのだから、自然と英語力は伸びていった。
でも、最近思うのはもうただこの環境にいるだけでは、これ以上英語力が伸びない気がするということ。
ただ単にアメリカ内にいるだけで英語が上達するというレベルに関しては、飽和状態に来てしまったと感じてる。
ロス来る前は、アメリカ内で生活してればずっと英語が上達していくもんだと思ってた。
でも、そんなことはないらしい。
ここからどれだけ、自分から積極的になれて、どれだけ前のめりになれるかが勝負の分かれ目になると思う。

ここまで来てさらに思うのは、1年間アメリカに語学留学とかってよくある話だけど、
確かにそれで英語は話せるようにはなると思う。でも、1年間という期間じゃ本当に触りの部分でしか吸収できないと思う。

ここからガラッと話を転換しますが、自分は役者として、セリフを発する言語として、英語を使っていく必要がある。
当たり前だが、そういう話になってくると生きてく上での英語力とは全然レベルの違う話になってくるのだ。発音はもちろん、ニュアンスやイントネーション、リズム、さらにはどれだけそのセリフに乗せることができるか等、本当に細かい部分までこだわっていく必要がある。

俺は小さい頃にアメリカに1年間住んでいた経験があり(当時は、若くて吸収力がハンパないこともあり、俗に言うペラペラだった…)、典型的なジャパニーズイングリッシュではなく、アメリカ英語を話すことができてると思う。
それでも、演技をする上で何言ってるか聞き取れないと言われたり、アジアンアクセントになってると学校で指摘されてばかりだ。
voiceのクラスではもちろん、今のactingのクラスの講師はvoiceからアプローチしていくタイプの人なので、ダブルパンチを喰らっている。
モノローグ(一人芝居)等をやっても、クラスの他の生徒よりも次元の低いレベルでアドバイスや指摘を受け、学んでいる。
それが、本当に悔しい。

英語、つまりセリフを上手く発せないことは自分の演技にも明らかに影響を及ぼす。
だから、まずは客観的に聞いて英語らしい英語になってることよりも(これもしっかり努力します)、自分の中でちゃんと扱える言語とできるようにしたい。
とりあえず今思いつく、自分の課題点について記述しておこうと思います。

1、"th"
まず、思いつく発音系からメモ。
th。the、this、they、theatre、think、thing、fifth………
thのつく単語はオニのようにある。
自分の中で決して苦手としてるわけではないけど、もっとthをしっかりしろとよく言われる。
だからもっともっと意識して、やっていこう。
意識し過ぎて、唾飛ばしすぎないようにね笑


2、"s"
これは逆に強調し過ぎと言われる。
日本語で言うと、「さしすせそ」になるから多分自分の中で放ち易いんだと思う。
今やってるモノローグの最初は、
"Such little things, such stupid little things sometimes turn out be so significant in your life suddenly..."

と"s"がてんこ盛りだ。
どうやって、音を弱めるか、ちゃんと自分の中で考えなくては。


3、"oo"
単語によって発音違ってくるけど、bookやcookとかのoo。
ちゃんと発音すること!
疎かにやると、ちゃんと聞こえないみたいだ。


4、リズム
要は、日本語読みになっちゃってるのね。
もっと各単語の発音の長短を意識すること。それが第一。
あとは、全体感をもっと意識すること。
のっぺりとした一本の線ではなく、もっとはっきりと一つ一つを区切る。
アメリカっていう大きな国の言語であることをイメージしてとか言われるけど、
そのニュアンス、正直まだまだ全然よく分からない。。


5、口は大きく開ける。舌をうまく使う。
ロス来た当時を振り返ると、かなり口を小さく開けて喋ってたと思う。
ぶっちゃけ、それのが発音とかうまくごまかせたから。
でも、役者として英語を放つなら、それじゃモゴモゴ言ってて何言ってるか聞こえないわけ。
はっきりと各単語ごとに口を開き、かつうまく舌を使って、発音する。


6、ニュアンス
これはさー、もう日常の中で身につけていくしかない。
俺は日本人で、こっちでは外人なんだからこの感覚がうまく掴めないのは当然。
で、これを理解しないでも生活するには全く支障ない。
でも、これを掴まない限りいま一歩成長できないと思う。
これを学ぶためには、前のめりにコミュニケーションを図っていって、適当にでしゃばり、周りから「?」と思われたりして空気ズレながら学習していけばいいと思う笑


まーまだまだ英語に関してはいっぱいあるけど、
とりあえず今日はここまで。
今個人的にやってて、一番英語が身につくと思う方法は映画でセリフを追っかけ読みすること。
でも、まだまだテンポとスピードを両立するレベルに自分はいない。
だから今は、セリフが追いつかなくても丁寧にリズムを意識するようにしている。
(セリフをそのスピードで追っかけることはできるが、そうするとのっぺりとしてしまう。これは早い内に脱却したい。舞台でそういう英語を放つような役者になりたくはない。)


いやー、やっぱ思うのは本当自分が受身であること。
少しずつでいい。一日一日成長してかないと。
このままのスタイルだと、英語力に関してはこれ以上上達しない。
てか、こっち来て今の生活に慣れてしまい、最初来た時の感じがなくなってしまってると思う。
人生はネタ作ってなんぼだ。
もっと攻めろ。たくさん恥かいて失敗しろ。小さく収まるな。


もっともっともっともっと、勇敢に生きていかなきゃだよ、マジで。
役者ってのは勇気がなきゃやっていけない。
言葉では上手く説明できないけど、あの感覚の世界のボーダー、ドワッと来るあの瞬間に、怯まず信じて、そこに身を委ね、飛び込んでいく必要があるんだから。

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